コラム その2

◆その2

 

市街化調整区域内にある山林や田畑は、農地法等の制約があるため売却出来ない場合が

多く、また、売却できたとしても相当低い価格になります。

納税者からは、固定資産税がこんなに低いのに、なぜ相続税の評価はこんなにも高くな

るのかとういう疑問が多く寄せられます。

相続人からすると、山林や畑は先祖代々から保有しているもので、売却する意思は全く

ないのが実情です。

筆者も、相続税の申告の際、市街化区域に近い市街化調整区域内の山林の評価がなぜこ

んなに高いのだろうか疑問を持つことが多い。

売ろうとしても売れず、物納しようとしてもそれも出来ない土地を相続した場合、納税

者は極めて苦しい状況におかれます。

また、市街化区域であっても、宅地転用が見込めない山林は純山林として評価してよい

とされており、純山林として評価すると極めて低い価格になるから、私は、出来るだけ不

動産鑑定士に評価を依頼するように納税者に薦めています。

財産評価基本通達によって求めた評価額が市場価格と乖離している場合、納税者がその

土地の個別性を証明しなければならず、その場合、不動産鑑定が重要な証拠となります。