相続・事業承継に関わる税理士の役割(H26.6)

相続・事業承継に関わる税理士の役割(H26.6)

 

私は15年余りの間、家庭裁判所の調停を行って様々な遺産分割、相続の問題の解決を行ってきました。家庭裁判所の案件では、顧問税理士が本来果たすべき役割を果たしていない事が多いことに驚かされ、また落胆してしまいます。お客様に法人の申告書や相続税の申告書を提出して頂く際に私は、「顧問税理士が親子、兄弟間の調整や、事前に事業承継の対策を行っていましたか」と聞く事が多いのですが、ほとんどの顧問税理士は、帳簿の作成しかせずに、親子間の相続や事業の承継については関与してないといいます。その理由を聞くと、顧問税理士はドロドロしたことに巻き込まれるのが嫌だとか、決算書だけ頼まれているのでそれ以外の事はやりたくないとの理由が多いようです。

私は、業績が落ち込んだ顧問先には社長と一緒に以前取引先であった会社に営業に行き、業績を回復させる努力をします。また相続の争いで親子間の関係がぎくしゃくしていたりする時は率先して仲を取り持ったりもします。中小の会社の事業承継においても兄弟の誰が会社を一番発展させられるか、真剣に考えてあげたりもします。私は、そういった姿勢こそが税理士の本当の姿ではないかと思います。

オーナーさんと一緒に悩み、市場も開拓してあげられる、そういう税理士を目指したいと私は思っています。